久々の投稿です。
コロナで暇すぎるため、家で保管している使用済の封筒を整理しています。郵趣の世界では実逓(エンタイア)と呼ばれているもので、切手はもちろん、貴重な消印が捺されているエンタイアは価値が高いとのこと。(初心者)
私の家には珍しいエンタイアはありませんが、いくつか紹介していきます。
まずはこちら。
フランス国旗をあしらった(らしい?)縞の封筒に、日本の欧文印が捺されています。左下にはPAR AVIONなど、航空便を示す文字が。よく見られる、日本から出された国際郵便です。
しかし宛先の国は『JAPAN』。一見不思議に見えます。
これは、航海中の日本の船の上の郵便局から出された国内宛の郵便物なのです。消印を見ると
『Hamana Sea Post』と書かれています。自衛隊の補給艦『はまな』から出されたものとわかります。
かつては客船をはじめ、多くの船の中にこうした船内郵便局がありましたが、飛行機での旅行が当たり前になった現代ではほぼ残っていないそうです。寂しいですね...(((
続いてこちら。
千葉市内から投函された、郵便局留の郵便物です。
消印は『千葉中央』、4月29日となっていますが、到着した千葉市内の幕張テクノガーデン内郵便局の消印を見ると5月7日。同じ市内なのに一週間以上かかったということになります。
これは、昨年の改元にともなう10連休の影響です。土日祝日は休業するテクノガーデン内郵便局には荷物が届かず、10連休明けの5月7日にようやく到着して引き渡し可能となりました。
消印からもわかるように平成から令和へ、元号を跨いだ郵便物です。
よく見ると10円切手が消印漏れになってしまっています。綺麗なまま切手が手元に残ったので良しとしましょう()
最後にこちらです。
縦書きの至って普通の封筒ですから国内便に見えますが、左下にPAR AVIONの記載がある通り国際郵便の航空便です。
こちらは中国の友人宛に出したのですが、中身にちょっとした不備があったためあわてて回収したものです。消印は窓口で捺されてしまっているため、実際には新しい封筒を使って送りました。手元に残ったこいつは厳密には(配達されていないので)実逓便とは言えませんが、切手と消印がきれいなので記念に残しておいたものです。
鮮やかな切手にくっきりとした黒い消印が映えますね。記念押印(実際に郵送せず、消印だけ記念に捺してもらうこと)では綺麗に消印をゲットできますが、実逓でここまで綺麗に押印を受けられるのは(たぶん)珍しいです。東京中央郵便局の局員さんの腕前に感謝です!
コロナの影響で遠出のできない日々が続きますが、遠方と自身を簡単につなぎとめてくれる郵便に思いを馳せるのも、暇つぶしにいいかもしれません。
R2.4.21
Amano
コメント
コメント一覧 (2)
印面カットでないものを指すんですが
(日本では誤用されてますが)
英語だとカバーがあたるんです
初日カバーのカバーです
paravion2020
が
しました